医療費が高額になった場合はどうするの?
医療費が高額になった場合はどうするの?
医療費が高額になった場合は、下記の方法で医療費を抑えることができます。
その1 高額療養費制度を利用する
年齢を重ねてきますと医療費がどうしても増えてきますが、そんな時必ず活用したいのが高額療養費制度です。
この制度では、医療費が高額になった場合、その人の年齢や所得に応じた自己負担限度額を超えた分が支給されます。
高額療養費制度の手続き
必要なもの | 健康保険高額療養費支給申請書 |
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提出先 | 協会けんぽ等 |
提出期限 | すみやかに行う(請求は2年以内が限度) |
その2 医療費控除を利用する
自分自身や生計を同一にする家族が医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。
これを医療費控除といいます。
毎年2月16日~3月15日の間に確定申告を行います。
病院からもらった領収書は、家族の分も含めて大切に保管しておきましょう。
その3 高額な医療費の支払いには、無利息の貸付制度を利用する
高額な医療費の支払いが生じたときは、前述のように高額療養費が支給されますが、支給までには通常2~3ヶ月程度かかります。
そこでこのような時の負担を軽くするために設けられているのが、「高額医療費貸付制度」です。
貸付は全国健康保険協会(協会けんぽ)が行い、無利息で、貸付金額は高額療養費として支払われる見込額の8割相当額です。
高額医療費貸付制度の利用は、健康保険の高額療養費の支給をうけることが前提です。
したがって、貸付金の返済は高額医療費で精算されます。
高額医療費貸付制度の手続き